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無料・登録不要の契約管理表Excelテンプレート|使い方とシステム化の判断基準

2026年4月21日

14分で読めます

小規模な契約管理向けのExcelテンプレートを配布。契約一覧、更新期限一覧、月次更新予定の使い方と、Excelで続けてよい条件・システム化すべき条件を解説します。

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Excelテンプレート
更新期限管理
契約更新
脱エクセル
助手
助手

契約管理は、電子契約サービスがあれば十分ですか。それとも別で台帳を持った方がよいですか。

博士
博士

契約件数が少ないうちは、まずExcelで契約台帳を整えるのは悪くない。ただし、更新期限、通知期限、契約書保管、承認、権限制御まで絡み始めると、Excelだけでは抜け漏れが起きやすくなるぞ。

契約管理表は、どの取引先と、どの契約を、いつからいつまで結び、いつまでに更新判断や通知が必要かを管理するための表です。

この記事では、すぐに使える契約管理表のExcelテンプレートと、その使い方を紹介します。あわせて、Excelのままでよい条件、システム化した方がよい条件、おすすめツール、ツールだけでは対応しきれないケースも整理します。

契約管理表Excelテンプレートを開く

まずは、こちらの契約管理表Excelテンプレートを開いて、中身を確認してみてください。

無料・登録不要の契約管理表Excelテンプレートを開く

このテンプレートは、中身を確認しやすいようにGoogleスプレッドシート形式でも配布しています。Google Driveを開けない場合や、すぐExcelで使いたい場合は、次のファイルをダウンロードしてください。

無料・登録不要の契約管理表Excelテンプレートをダウンロードする

自社用にコピーして使う場合は、次のリンクから使えます。

無料・登録不要の契約管理表Excelテンプレートをコピーする

このテンプレートには、次のシートを入れています。

シート 用途
ダッシュボード 有効契約件数、今月更新件数、通知期限超過、年換算金額を確認する
契約一覧 契約No、契約期間、通知期限日、更新方法、契約金額、担当者を管理する
更新期限一覧 終了日、通知期限日、残日数、更新ステータスを一覧で確認する
取引先マスタ 取引先ID、取引先名、契約窓口、支払条件を管理する
契約種別マスタ 契約種別、金額単位、標準通知日数、更新方法を管理する
月次更新予定 月ごとの更新件数、年換算金額、通知期限到来件数を確認する
使い方 テンプレートの使い方と判断基準を確認する

このExcelは、小規模な契約管理を整理するためのたたき台 です。

契約管理では、契約書ファイルを置いて終わりでは足りません。いつ更新判断が必要か、誰が先方へ連絡するか、どの契約が自動更新なのかまで見える状態にすることが大事です。

まずは、契約Noをどう付けるか終了日と通知期限日のどちらを正にするか更新判断を誰が持つか を決めるところから始めましょう。

契約管理表Excelテンプレートの使い方

使い方は、次の順番です。

1. 取引先マスタと契約種別マスタを整える

最初に、取引先マスタと契約種別マスタを登録します。

取引先マスタでは、次の項目を管理します。

  • 取引先ID
  • 取引先名
  • 区分
  • 担当部門
  • 契約窓口
  • メール
  • 支払条件

契約種別マスタでは、次の項目を管理します。

  • 契約種別ID
  • 契約種別
  • 金額単位
  • 標準通知日数
  • 更新方法
  • 備考

取引先名や契約種別を毎回手入力すると、表記ゆれや通知期限の設定漏れが起きます。先に取引先IDと契約種別IDのルールを決め、契約一覧では必ず同じIDを使うようにしてください。

2. 契約一覧に契約No単位で登録する

契約一覧では、契約Noごとに1行で管理します。

  • 契約No
  • 契約名
  • 取引先ID
  • 契約種別ID
  • 開始日
  • 終了日
  • 通知期限日
  • 更新方法
  • 契約金額
  • 年換算金額
  • 契約ステータス
  • 更新ステータス
  • 担当者
  • 次回対応日
  • 台帳リンク
  • メモ

取引先名、契約種別、通知期限日、更新方法、年換算金額、契約ステータス、更新ステータスは自動計算します。

終了日だけを入れて台帳に眠らせるのではなく、通知期限日と次回対応日まで見えるようにしておくと、更新漏れがかなり減ります。

契約管理表は、契約書を並べる表ではなく、期限と対応を止めないための表 です。

3. 更新期限一覧で優先順位を付ける

更新期限一覧では、次の状態を見ます。

  • 終了日
  • 通知期限日
  • 通知期限まで残日数
  • 更新方法
  • 更新ステータス
  • 担当者
  • 次回対応日

見たいのは、通知期限超過の契約30日以内に通知が必要な契約 です。

契約終了日はまだ先でも、通知期限が先に来る契約は多くあります。特に自動更新条項がある契約では、通知期限を過ぎてから気づいても手遅れになることがあります。

助手
助手

終了日だけ見ていれば十分ではないですか。

博士
博士

そこが危ない。解約や条件変更の通知期限は、終了日より前に来ることが多い。契約管理は、終了日より通知期限日の方が実務では効く場面が多いぞ。

4. 月次更新予定で更新負荷を平準化する

月次更新予定では、月ごとの次の数字を確認します。

  • 更新件数
  • 契約金額合計
  • 年換算金額合計
  • 手動更新件数
  • 通知期限到来件数

月ごとの更新件数を見るときは、件数だけでなく、どの程度の金額が乗っているかも一緒に見るのが大事です。

件数は少なくても、重要な契約や高額な契約が集中している月は、先に法務や事業側と段取りを組んでおいた方が安全です。

5. ダッシュボードで通知超過と更新予定を先に処理する

ダッシュボードでは、次の数字を確認できます。

  • 有効契約件数
  • 今月更新件数
  • 90日以内更新件数
  • 通知期限超過
  • 年換算金額
  • 優先確認の契約
  • 月別更新件数
  • 契約種別別の年換算金額

特に見たいのは、通知期限超過今月更新件数優先確認の契約 です。

契約管理は、契約締結した時点では終わりません。更新、終了、変更、再契約まで追えてはじめて、実務上の契約管理になります。

契約管理表テンプレートを開いてからダウンロードするメリット

契約管理表のテンプレートは、ダウンロードしてから開くより、先に中身を確認できた方が使いやすいです。

この配布形式では、テンプレートを開いた後にExcel形式でダウンロードできます。

メリット 内容
中身を確認してから使える ダウンロード前にシート構成や計算式を見られる
コピーして試せる 自社用のテンプレートとして複製して編集できる
Excel形式で使える 開いた後にExcel形式でダウンロードできる
使う前に判断できる 契約一覧、更新期限一覧、月次更新予定の見え方を確認できる

契約件数が増える、電子契約と紙契約が混在する、権限制御が必要になる、といった状態になると、Excelテンプレートだけでは運用が苦しくなります。

テンプレートは、契約管理の項目と流れを整理するための入口 です。

契約管理表をExcelのままでよい条件

契約管理表は、必ずしもすぐにシステム化する必要はありません。

次の条件に当てはまるなら、まずはExcelで十分なケースもあります。

条件 理由
契約件数が少ない 一覧で期限と担当者を追いやすい
契約種別が少ない 通知ルールを揃えやすい
更新方法が単純 自動更新と手動更新の管理が複雑になりにくい
契約書保管が少人数で回る 誰がどこに置くかを統一しやすい
承認や法務レビューの分岐が少ない 例外処理が増えにくい
管理項目を固める段階 列やステータスを試しやすい

Excelの強みは、列や集計軸をすぐに変えられることです。

まだ契約Noのルールが固まっていない、通知期限の持ち方を試している、契約種別ごとの更新方法を整理している。こうした段階では、いきなりシステムに合わせるより、Excelで運用ルールを整える方が進めやすいです。

契約件数が少なく、更新ルールが単純なら、まずExcelで契約管理ルールを固める のが現実的です。

契約管理表をExcelからシステム化した方がよい条件

一方で、次の状態になっているなら、Excelのまま続けるのは危険です。

条件 起きやすい問題
電子契約と紙契約が混在している 契約書の保管先が分散する
更新期限や通知期限を手作業で追っている 更新漏れ、失効、意図しない自動更新が起きる
部門ごとに契約台帳を別管理している どれが正本か分からなくなる
契約書検索をファイル名頼みで行っている 必要な契約をすぐ見つけられない
承認、法務レビュー、押印依頼を別ツールで回している 進捗確認が分断される
契約情報を請求、購買、会計とつなげたい 転記や突合作業が増える

特に、契約管理が期限管理、保管、承認、更新通知まで広がるほど、Excelの台帳は補助表になりやすいです。

契約を作成し、レビューし、締結し、保管し、更新期限を追う。この流れをExcelだけでつなぐと、どこかでメール、チャット、共有フォルダ、別台帳に情報が分散しやすくなります。

最初は回っていても、件数が増えるほど、通知漏れ、保管漏れ、最新版の取り違え、権限ミスが起きやすくなります。

契約管理表が、契約締結・保管・更新対応の起点になっているなら、システム化を検討する段階 です。

請求や売上までつなげて見たい場合は、こちらのテンプレートも使えます。

売上管理表Excelテンプレート

請求管理表Excelテンプレート

脱Excel全体の進め方を先に押さえたい場合は、こちらも参考になります。

脱Excelの進め方ガイド

システム移行前の項目整理や権限設計を考える場合は、こちらの記事で整理しています。

kintoneに移行する前に整理すべきこと

契約管理表をシステム化する場合のおすすめツール3つ

ここでは、2026年4月21日時点で、契約管理表のExcel運用から次に進むときに候補にしやすいツールを3つ紹介します。

1. Hubble

Hubble

Hubbleは、契約書の作成、審査依頼、締結後の管理までを一気通貫で扱いやすい契約業務・管理クラウドです。

公式サイトでは、契約書の自動バージョン管理、締結済み契約書のアップロードによるAI台帳作成、更新期限の自動通知、契約データの横断検索が紹介されています。

向いているのは、次のようなケースです。

  • 契約書台帳の手入力を減らしたい
  • 更新期限や解約通知期限を自動で追いたい
  • 契約書の版管理や変更点確認を効率化したい
  • 法務と事業部のやりとりも契約書単位で残したい

契約件数が増えていて、Excel台帳だけでは更新管理と検索が厳しくなってきた会社で検討しやすいです。

2. freeeサイン

freeeサイン

freeeサインは、文書の作成、送信、締結、保管までをまとめて扱える契約サービスです。

公式サイトでは、文書の作成から保管までを一連でカバーできること、freee人事労務やfreee業務委託管理との連携で契約管理を進めやすいことが案内されています。

向いているのは、次のようなケースです。

  • 契約作成から締結、保管までを一つに寄せたい
  • 紙契約中心の手作業を減らしたい
  • 業務委託や雇用契約などfreee周辺サービスとつなげたい
  • 電子契約の導入と同時に台帳管理も見直したい

契約締結の実務負荷を下げつつ、保管までまとめたい場合に検討しやすい選択肢です。

3. kintone

法務・知財にkintone

kintoneは、契約書管理や契約確認依頼を自社の業務フローに合わせてアプリ化しやすいツールです。

公式サイトでは、取引先ごとの契約書、契約内容、契約期限の一元管理、リマインド通知、ファイル全文検索、プロセス管理、アクセス権設定などが紹介されています。

向いているのは、次のようなケースです。

  • 契約項目や承認フローを自社ルールに合わせたい
  • 契約更新の通知と進捗管理を同じ場所で見たい
  • 契約書ファイルと属性情報を一緒に管理したい
  • 部門ごとに見える範囲を細かく分けたい

既製の電子契約サービスだけでは業務に合わず、契約台帳や依頼フローも自社仕様で持ちたい場合に検討しやすいです。

ツールだけでは対応しきれないケース

契約管理ツールを入れても、次のような要件があると、そのままでは合わないことがあります。

ケース なぜ難しいか
契約種別ごとに更新ルールや承認ルートが大きく違う 標準ワークフローだけでは表現しにくい
親契約、個別契約、覚書が多層でつながっている 契約同士の関係管理を追加で設計する必要がある
契約情報を請求、購買、会計、稟議と連携したい データの正本と連携タイミングを設計する必要がある
契約書の版管理、赤入れ、レビュー履歴の厳密運用が必要 部門横断の運用ルールまで決める必要がある
機密区分ごとの閲覧権限が細かい 権限設計を先に固めないと運用が崩れる

この場合は、単にツールを選ぶだけではなく、契約管理の設計そのものを整理する必要があります。

たとえば、どの台帳を正本とするか、誰が更新期限を確定するか、契約書ファイルをどこに保管するか、親契約と覚書をどうひも付けるかを先に決めます。そのうえで、既製ツールで足りる部分と、kintoneや個別設計で補う部分を切り分けると失敗しにくくなります。

契約管理のシステム化は、ツール導入より先に、台帳の正本、期限管理、権限ルールを整理することが大事 です。

契約管理のシステム化はどこから始めるか

契約管理をシステム化するときは、いきなり全業務を移す必要はありません。

まずは、次の順番で整理すると進めやすいです。

順番 やること
1 現在の契約管理表の列を棚卸しする
2 契約一覧、更新期限一覧、契約種別、取引先の役割を分ける
3 契約No、取引先ID、契約種別IDなどのキーを決める
4 終了日、通知期限日、更新判断日の定義をそろえる
5 標準ツールで足りる部分と、個別設計が必要な部分を分ける

特に大事なのは、契約管理を単なるファイル置き場にしないことです。

契約管理は、締結した文書の保管だけでなく、更新判断、変更、再契約、関連業務への連携までつながっています。どこで契約情報を確定し、どこから請求や購買へ渡すのかを整理してから移行しましょう。

ビットライトでは、Excelで動いている契約管理を、どこまでExcelで残し、どこからシステム化するかの整理から相談できます。

お問い合わせはこちら

まとめ

契約管理表は、契約件数や関係者が少ないうちはExcelでも始められます。

ただし、更新期限、通知期限、保管、承認、権限制御までつながる段階になると、Excelだけでは抜け漏れが出やすくなります。

まずはテンプレートで、契約No、取引先ID、契約種別ID、終了日、通知期限日、担当者をそろえてみてください。そのうえで、契約件数、更新漏れの有無、保管と検索の必要性を見ながら、Excelで続けるか、システム化するかを判断しましょう。

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脱Excelはツール選定だけでは決まりません。どの業務を残し、どこから移すかを整理できると、失敗しにくくなります。

著者
守高 成悟
守高 成悟

代表取締役 CEO

千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。

運営会社
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