Notionシステム研究所 > Notionホームページの作り方|Notion Sitesで公開ページを業務用に整える
2026年6月6日
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Notionホームページの作り方を、Notion Sitesでできること、向いているサイト、ページ構成、公開設定、問い合わせ導線、更新責任、WordPressやNext.jsへ移す判断まで解説します。
Notionでホームページを作れますか。会社の簡単なサイトならNotionで十分でしょうか。
作れる。ただし、Notionは簡易ホームページや公開ページには向くが、事業サイトのすべてを任せる道具ではない。何をNotionで出し、何を正式サイトへ移すかを決める必要がある。
Notion Sitesを使うと、NotionページをWebサイトのように公開できます。
採用ページ、イベント案内、公開FAQ、テンプレート配布、簡易LPのようなページなら、Notionで素早く作れます。
Notion公式のSitesページでは、Notionページを作り、ドメイン、テーマ、ファビコンなどを調整して公開できるサービスとして紹介されています。
また、Notion公式ヘルプでは、Notion SitesでページをWebに公開でき、検索インデックスやサイトのカスタマイズ、独自ドメインなどの機能について説明されています。
Notion公式ヘルプ:Publish a Notion Site
ただし、Notionホームページは万能ではありません。
ここを決めずに作ると、見た目はページになっても、業務では使われないホームページになります。
Notionホームページは、公開ページを素早く作る手段としては有効ですが、事業サイト、問い合わせ管理、SEO、顧客情報管理までNotionだけで完結させない設計が必要 です。
この記事では、Notionホームページの作り方を、Notion Sitesでできること、向いているサイト、ページ構成、公開設定とSEO、問い合わせ導線、更新責任、WordPressやNext.jsへ移す判断まで整理します。
Notion Sitesでは、Notionで作ったページを外部向けサイトとして公開できます。
| できること | 使い方 |
|---|---|
| ページをWeb公開する | 採用、FAQ、イベント案内 |
| Notion内で本文を更新する | 管理画面なしで編集 |
| サブページを持たせる | FAQ、詳細ページ、資料一覧 |
| テンプレートから作る | 短期間で公開する |
| URLやドメインを設定する | notion.siteや独自ドメインを使う |
| テーマやファビコンを調整する | 最低限の見た目を整える |
| 検索インデックスを設定する | 検索結果に出すか決める |
Notionホームページが便利なのは、公開までの速さです。
WordPressやNext.jsでサイトを作る前に、次のようなページを先に出せます。
| 目的 | Notionで先に出す理由 |
|---|---|
| 採用情報 | 募集条件やFAQをすぐ更新できる |
| イベント案内 | 期間限定で公開しやすい |
| 資料案内 | CTAや申込リンクを置きやすい |
| テンプレート配布 | 複製許可と相性がよい |
| 仮LP | 企画検証を速く回せる |
一方で、長期運用する公式サイトとしては、制約もあります。
| 制約 | 影響 |
|---|---|
| デザイン自由度に限界がある | ブランド表現を作り込みにくい |
| 複雑なフォームに弱い | 入力後の処理やCRM連携を別設計にする |
| SEO設計に限界がある | 大規模な記事サイトには向きにくい |
| 権限確認が必要 | 子ページやDBの公開範囲を見落としやすい |
| 更新責任が曖昧になりやすい | 古い情報が残りやすい |
Notionは、速く公開する道具です。
長く育てる本サイトにするかどうかは、別に判断します。
Notionホームページに向いているのは、軽く作って、すぐ更新したいページです。
| 向いているサイト | 例 |
|---|---|
| 採用ページ | 募集要項、選考フロー、FAQ |
| イベントページ | 開催概要、参加方法、注意事項 |
| 公開FAQ | サービス前のよくある質問 |
| テンプレート配布 | Notionテンプレート、チェックリスト |
| 検証用LP | 新サービスの仮説検証 |
| 社外向け資料置き場 | 公開資料、動画、補足リンク |
特に、内容を頻繁に直すページには向いています。
エンジニアや制作会社に依頼しなくても、担当者がNotion上で本文を直せるからです。
ただし、次の用途はNotionだけで完結させない方がよいです。
| 向かないサイト | 理由 |
|---|---|
| 会社の正式コーポレートサイト | ブランド、SEO、法務表記、運用設計が必要 |
| 大量の記事メディア | 構造化、検索、カテゴリ、速度の設計が必要 |
| ECサイト | 決済、在庫、配送、顧客管理が必要 |
| 会員サイト | 認証、権限、課金、個人情報管理が必要 |
| 複雑な問い合わせサイト | フォーム、CRM、通知、履歴管理が必要 |
| 多言語サイト | 翻訳管理とURL設計が必要 |
Notionで公開するかどうかは、次の基準で決めます。
| 判断軸 | Notionでよい | 別実装を検討 |
|---|---|---|
| 公開期間 | 短期、検証 | 長期、本番運用 |
| 更新者 | 非エンジニア中心 | 制作/開発チームがいる |
| SEO | 最低限 | 本格的に狙う |
| デザイン | シンプルでよい | ブランド表現が重要 |
| フォーム | 外部フォームへリンク | 複雑な入力や連携が必要 |
| データ管理 | 別システムで管理 | サイト内で管理したい |
Notionホームページは、入口や仮説検証に向いています。
会社の主要な営業資産として育てるなら、正式サイトへの移行も見込みます。
Notionでホームページを作る時は、最初にページ構成を決めます。
事業サイトとして使うなら、次のような構成が基本です。
| セクション | 目的 |
|---|---|
| ファーストビュー | 何のページかすぐ分かる |
| 提供内容 | 何を提供しているか説明する |
| 対象者 | 誰向けかを明確にする |
| 利用シーン | どんな場面で使うか示す |
| 実績や事例 | 信頼材料を置く |
| よくある質問 | 不安を減らす |
| 問い合わせ導線 | 次の行動につなげる |
| 運営者情報 | 会社名、連絡先、規約など |
採用ページなら、構成は変わります。
| セクション | 目的 |
|---|---|
| 募集職種 | 探している人を明確にする |
| 仕事内容 | 何を任せるか説明する |
| 必須条件 | 応募条件をそろえる |
| 働き方 | 場所、時間、雇用形態 |
| 選考フロー | 応募後の流れ |
| FAQ | よくある不安を減らす |
| 応募導線 | フォームやメールへつなぐ |
イベントページなら、次のようにします。
| セクション | 目的 |
|---|---|
| イベント名 | 何のイベントか示す |
| 日時、場所 | 参加判断に必要 |
| 対象者 | ミスマッチを減らす |
| 内容 | 当日の流れを示す |
| 参加方法 | 申し込み、参加リンク |
| 注意事項 | キャンセル、録画、持ち物 |
| 問い合わせ | 連絡先を明示する |
Notionで作る時も、ページの見た目から入らない方がよいです。
誰に、何を判断してほしいページなのかを先に決めます。
Notionホームページを公開する時は、Web公開設定を確認します。
| 設定 | 確認すること |
|---|---|
| 公開状態 | Webに出してよいページか |
| URL | 社内用語や仮タイトルが入っていないか |
| ページタイトル | 検索結果やSNSで見えてよいか |
| 説明文 | 外部向けに意味が通るか |
| 検索インデックス | 検索結果に出したいか |
| 複製 | テンプレートとしてコピーさせるか |
| 子ページ | 社内情報が下にないか |
| データベース | DB内ページまで公開してよいか |
SEOを考えるなら、Notionでできる範囲と限界を分けます。
| Notionでできること | 例 |
|---|---|
| タイトルを整える | 検索意図に合うページ名にする |
| 説明文を整える | 外部向けの要約を書く |
| 見出しを整理する | H2ごとに内容を分ける |
| 内部リンクを置く | 関連ページへつなぐ |
| 検索インデックスを許可する | 検索結果に出す |
| Notionで限界があること | 理由 |
|---|---|
| 大規模な記事管理 | カテゴリ、タグ、構造化の管理が必要 |
| 細かい表示速度改善 | 実装側で調整しにくい |
| 複雑な構造化データ | 専門的なSEO実装が必要 |
| ABテスト | 専用ツールや実装が必要 |
| 高度な計測 | GAや外部ツール連携の設計が必要 |
Notionホームページは、最初の公開には強いです。
検索流入を本格的に育てるなら、WordPress、Next.js、Astroなどの正式サイトへ移す判断を持ちます。
ホームページは、見せるだけでは不十分です。
問い合わせ、応募、資料請求、予約など、次の行動につなげる必要があります。
Notionページ内で複雑なフォーム処理まで完結させるより、外部フォームやCRMへつなぐ方が安定します。
| 導線 | 使い方 |
|---|---|
| Google Forms | 軽い問い合わせ、アンケート |
| Typeform | 見た目を整えたフォーム |
| HubSpot | 営業管理と連携 |
| Google Calendar | 面談予約 |
| メールリンク | 小規模な問い合わせ |
| Notionフォーム | 回答DBとしてNotion内に集める |
導線設計では、次のことを決めます。
| 決めること | 例 |
|---|---|
| CTA文言 | 相談する、応募する、資料を見る |
| 送信先 | フォーム、メール、予約ページ |
| 通知先 | Slack、メール、担当者 |
| 管理先 | CRM、スプレッドシート、Notion DB |
| 対応期限 | 1営業日以内、週次確認 |
| 責任者 | 誰が返信するか |
Notionホームページでよくある失敗は、問い合わせボタンだけ置いて、受けた後の処理を決めていないことです。
| 失敗 | 対策 |
|---|---|
| フォーム回答を誰も見ない | 通知先と担当者を決める |
| メールリンクが個人宛て | 共有メールやCRMにする |
| 返信期限がない | 対応SLAを決める |
| 応募者情報がNotion内に散らばる | 採用管理DBやATSへ分ける |
| 顧客情報を公開DBに入れる | 非公開DBやCRMへ分ける |
ホームページは、公開ページと受付業務をつなぐ場所です。
受信後の運用まで設計します。
Notionホームページは、更新しやすいことが強みです。
しかし、更新しやすいページほど、責任者が曖昧になりやすいです。
| 更新対象 | 責任者 |
|---|---|
| 募集要項 | 採用担当 |
| イベント情報 | イベント責任者 |
| サービス説明 | 事業責任者 |
| FAQ | 顧客対応担当 |
| 料金、条件 | 事業責任者、法務確認者 |
| CTA、フォーム | 営業、マーケ担当 |
更新ルールも決めます。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 更新頻度 | 月次、イベント前後、募集変更時 |
| 承認者 | 公開前に誰が確認するか |
| 変更履歴 | 何をいつ変えたか残す |
| 終了時処理 | 終了イベントや募集停止を反映する |
| 外部リンク確認 | フォームや予約リンクが有効か見る |
特に、採用ページやイベントページは古くなりやすいです。
| ページ | 起きやすい問題 |
|---|---|
| 採用ページ | 募集終了した職種が残る |
| イベントページ | 終了後も申し込み導線が残る |
| サービス案内 | 古い価格や機能が残る |
| FAQ | 現在の運用と違う回答が残る |
| 資料案内 | 古い資料へのリンクが残る |
Notionでホームページを作るなら、公開日だけでなく棚卸し日も決めます。
Notionホームページは便利ですが、ずっとNotionでよいとは限りません。
次の条件に当てはまるなら、WordPress、Next.js、Astroなどの正式サイトへ移すことを検討します。
| 移す条件 | 理由 |
|---|---|
| 会社の主要な集客サイトになった | SEO、計測、改善が重要になる |
| 記事や事例が増えた | カテゴリ、タグ、検索、一覧管理が必要 |
| デザインを作り込みたい | ブランド表現やUI制御が必要 |
| フォーム連携が複雑になった | CRM、通知、重複管理が必要 |
| 多言語化したい | URL設計、翻訳管理が必要 |
| 法務や表示要件が増えた | 規約、個人情報、表記管理が必要 |
| 表示速度や広告計測が重要 | 実装側で細かく制御したい |
逆に、次の段階ならNotionで十分です。
| Notionでよい段階 | 理由 |
|---|---|
| 検証中のサービス | すぐ公開して直せる |
| 期間限定イベント | 終了後に閉じやすい |
| 採用の簡易案内 | 募集内容を頻繁に直せる |
| FAQや資料ページ | 文章更新が中心 |
| 社外向け補足ページ | 既存サイトの補助として使える |
Notionホームページの使い方で重要なのは、Notionを本サイトにするかどうかではありません。
まずNotionで公開し、反応を見る。
問い合わせや応募が増えたら、正式サイトやCRMへ移す。
更新責任や問い合わせ対応が固まったら、CMSや独自実装へ移す。
この段階設計があると、Notion Sitesは素早い公開と業務検証の道具として使えます。
千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。