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Notion採用ページの作り方|公開情報と候補者管理を分けて設計する

2026年6月6日

11分で読めます

Notionで採用ページを作る方法を、Notion Sitesで公開する情報、候補者DB、選考ステータス、評価コメント、応募フォーム、権限設計まで整理します。

Notion
採用ページ
採用管理
Notion Sites
人事
権限設定
助手
助手

Notionで採用ページを作りたいです。求人情報と候補者管理を同じページにまとめてもよいですか。

博士
博士

公開ページと候補者管理は分けるべきじゃ。採用ページは外部に見せる場所、候補者DBは社内で選考を進める場所。Notionで作るなら、公開情報と非公開情報の境界を最初に決める必要がある。

Notionで採用ページを作ることはできます。

会社紹介を書く。

募集職種を並べる。

働き方や選考フローを説明する。

応募フォームへのリンクを置く。

Notion SitesでWebに公開する。

こうした採用ページなら、Notionは素早く作れます。

Notion Sitesの公式ページでも、ページ作成、ドメインやテーマの調整、公開という流れでWebサイトを立ち上げられることが紹介されています。

Notion公式:Notion Sites

ただし、Notion採用ページで失敗するパターンもあります。

  • 募集要項と候補者情報を同じページ配下に置く
  • 公開ページの子ページに社内メモや評価コメントが入っている
  • 応募フォームの回答DBを誰でも見られる場所に置く
  • 選考ステータスを公開ページの表で管理してしまう
  • 評価コメント、履歴書、面接メモの権限が広すぎる
  • 公開後に誰が更新するか決まっていない
  • 採用ページを止めても、リンク共有や子ページ公開が残る

Notion採用ページは、求人ページを作るだけではなく、公開ページ、応募フォーム、候補者DB、評価コメント、社内権限を分ける採用運用として設計する 必要があります。

この記事では、Notionで採用ページを作る方法を、採用ページで公開する情報、Notion Sitesで公開する方法、候補者DB、選考ステータス、評価コメントの権限、応募フォームとの接続、公開前チェックまで整理します。

Notion採用ページを公開ページ、応募フォーム、候補者DB、評価コメント、社内権限に分ける構成図

先に結論:採用ページと候補者管理DBを分ける

Notionで採用ページを作るときは、最初に公開する情報と社内だけで扱う情報を分けます。

情報 置き場所 理由
会社紹介 公開採用ページ 候補者に見せる情報
募集職種 公開採用ページ、募集職種DB 外部に見せる求人情報
選考フロー 公開採用ページ 応募前の不安を減らす
応募フォーム 外部フォーム、Notionフォーム 候補者から情報を受け取る
候補者情報 非公開の候補者DB 個人情報を社内で管理する
評価コメント 非公開の評価DB、候補者ページ 社内判断だけに使う
面接日程 候補者DB、カレンダー 採用担当と面接官で管理する
内定、辞退、見送り 候補者DB 社内の選考状態として残す

採用ページは、外部に見せる場所です。

候補者DBは、社内で選考を進める場所です。

この2つを同じページ配下に置くと、公開範囲の事故が起きやすくなります。

NotionのWeb公開ヘルプでは、NotionページをWebに公開すると子ページも公開されることがあり、公開前に子ページを確認する必要があると説明されています。

Notion公式ヘルプ:Notion Siteを公開する

採用ページでは、この注意が特に重要です。

求人情報は公開してよい。

候補者情報、評価コメント、履歴書、面接メモは公開してはいけない。

この分界を最初に決めます。

Notion権限設定の基本

採用ページで公開する情報

採用ページに載せるのは、応募前の候補者が判断するための情報です。

社内の選考管理情報ではありません。

公開情報 内容
会社紹介 事業内容、チーム、働き方
募集職種 職種名、業務内容、必須条件、歓迎条件
雇用条件 雇用形態、勤務地、勤務時間、報酬レンジ
選考フロー 書類選考、面談、課題、最終面接など
よくある質問 働き方、リモート、使用ツール、評価制度
応募導線 応募フォーム、問い合わせ先
更新日 情報が古くないかを示す

採用ページに載せない方がよい情報もあります。

載せない情報 理由
候補者一覧 個人情報を含む
評価コメント 社内判断の情報
面接官メモ 公開すると不適切
履歴書、職務経歴書 個人情報、機微情報を含む
内定条件の交渉メモ 個別条件であり公開に向かない
採用予算 社内情報

Notion採用ページは、会社の採用広報として使います。

候補者管理まで同じ公開ページでやらない方が安全です。

Notion Sitesで公開する

Notionで採用ページをWebに出す場合は、Notion Sitesを使います。

Notion公式ヘルプでは、ページ右上の Share から Publish タブを開き、公開できると説明されています。

また、公開後にスラッグ、検索エンジンへの表示、複製許可などの設定を調整できるとされています。

Notion公式ヘルプ:Notion Siteを公開する

採用ページでは、次の設定を確認します。

設定 確認すること
公開対象ページ 採用ページだけを公開しているか
子ページ 非公開にすべきページが配下にないか
スラッグ URLが分かりやすいか
検索エンジン 検索されてよいページか
複製許可 候補者に複製されて困らないか
ナビゲーション 募集職種、選考フロー、応募導線へ移動しやすいか
更新責任者 誰が募集終了や条件変更を反映するか

Notion Sitesは、素早く公開できることが強みです。

一方で、採用ページは情報の鮮度が重要です。

募集終了後に古い求人が残る。

待遇条件が変わったのに更新されない。

応募フォームのリンクが切れている。

こうした状態は、採用広報として弱いです。

公開設定だけでなく、更新責任も決めます。

候補者DBは分ける

応募者や候補者は、公開採用ページとは別の候補者DBで管理します。

1行は1人です。

プロパティ 目的
氏名 タイトル 候補者を識別する
応募職種 リレーション、セレクト 募集職種とつなぐ
応募日 日付 選考開始日を残す
応募経路 セレクト 採用ページ、紹介、媒体、スカウトなど
ステータス ステータス 書類確認、面談調整中、面接中、内定、見送りなど
採用担当 ユーザー 社内責任者
面接官 ユーザー、リレーション 担当面接官を明確にする
次回アクション テキスト、リレーション 面接調整、結果連絡、課題確認など
次回期限 日付 連絡漏れを防ぐ
履歴書リンク URL、ファイル 保管先を明確にする
評価メモ リレーション 評価DBや面接メモへつなぐ

候補者DBには、採用チームが選考を進めるための情報を置きます。

公開ページに見せる情報とは役割が違います。

公開ページ 候補者DB
募集内容 応募者個別の状態
会社紹介 評価、面接メモ
選考フローの説明 実際の選考進捗
応募リンク 応募情報、履歴書リンク
よくある質問 個別対応履歴

候補者DBを分けると、採用担当者は次に何をすべきかを見られます。

公開ページの更新と、選考オペレーションを分離できます。

選考ステータス

候補者管理で重要なのは、選考ステータスです。

ステータス名は、細かくしすぎない方が運用しやすいです。

ステータス 意味
応募受付 応募が入った直後
書類確認 採用担当が内容を確認中
面談調整中 候補者と日程調整中
一次面接 一次面接の前後
二次面接 二次面接の前後
課題確認 課題提出や確認中
内定 内定連絡済み
承諾 入社予定
見送り 不採用
辞退 候補者から辞退

ビューは、採用担当者が毎日見る前提で作ります。

ビュー 条件
今日対応 次回期限 が今日以前、完了していない
面談調整中 ステータス が面談調整中
面接予定 面接日が今週
結果連絡待ち 面接後で結果連絡が未完了
職種別候補者 応募職種でグループ化
見送り、辞退 終了理由を確認する

採用では、連絡の遅れが候補者体験に直結します。

ステータスだけでなく、次回期限と担当者を必ず持たせます。

評価コメントの権限

採用管理で特に注意するのは、評価コメントです。

評価コメントには、候補者の個人情報や社内判断が含まれます。

公開ページや広い社内ページに置くべきではありません。

情報 推奨する扱い
候補者の氏名、連絡先 採用担当と関係者だけ閲覧
履歴書、職務経歴書 保管先と閲覧者を限定
面接メモ 面接官と採用担当に限定
評価コメント 採用判断に関わる人だけ閲覧
見送り理由 外部公開しない
内定条件 採用責任者、経営、労務担当に限定

Notionでは、ページや人、グループごとに権限を設定できます。

採用では、候補者DB、評価DB、公開採用ページを分け、見える人を変えます。

ページ、DB 権限の考え方
採用ページ Web公開してよい情報だけ
募集職種DB 公開用ビューと社内編集者を分ける
候補者DB 採用担当、人事、面接官のみ
評価DB 面接官、採用責任者のみ
応募フォーム回答DB 採用担当だけが閲覧、編集

評価コメントは、候補者本人にも外部にも見せる情報ではありません。

採用ページと同じ階層に置かない方が安全です。

応募フォームとの接続

採用ページには、応募フォームへの導線が必要です。

Notionで作る場合、候補者情報の受け皿を先に決めます。

方法 向いているケース
Notionフォーム 小規模な募集、Notion内で回答DBを扱いたい場合
Googleフォーム 手軽に応募受付したい場合
Typeformなど 候補者体験やデザインを重視する場合
採用管理システム 応募数が多い、媒体連携や候補者管理が必要な場合

Notionフォームや外部フォームを使う場合でも、重要なのは回答後の処理です。

応募後の処理 Notionで用意するもの
応募受付 候補者DBに1行作成
担当者割り当て 採用担当プロパティ
書類確認 ステータスと期限
面接調整 タスク、カレンダー、候補者メモ
結果連絡 次回アクション、期限
終了処理 見送り、辞退、承諾の理由

フォームを置くだけでは採用管理になりません。

回答DB、候補者DB、タスク、通知までつながって初めて運用できます。

公開前チェック

Notion採用ページを公開する前に、次のチェックを行います。

チェック 確認すること
公開情報 候補者に見せてよい内容だけか
子ページ 候補者DBや評価DBが配下にないか
応募リンク 正しいフォーム、正しい職種に飛ぶか
検索設定 検索エンジンに出してよいか
複製設定 複製されて困る情報がないか
更新日 募集条件が古くないか
権限 採用担当、面接官、外部閲覧者の範囲が正しいか
公開停止手順 募集終了時に誰が止めるか

公開後にも、月1回は棚卸しします。

棚卸し項目 見る理由
募集終了職種 古い求人を残さない
応募フォーム リンク切れを防ぐ
候補者DBの未対応 連絡漏れを防ぐ
評価コメントの権限 不要な閲覧を防ぐ
Web公開設定 不要な公開を止める

Notion採用ページは、素早く公開できるのが強みです。

ただし、公開ページと候補者管理を混ぜると危険です。

公開する情報。

社内だけで扱う情報。

応募後に処理する情報。

この3つを分ければ、Notionでも採用ページと採用管理を小さな業務システムとして運用できます。

Notionシステム設計支援

Notion採用ページと採用管理DBを一体で設計します

Notion Sitesの公開ページ、応募フォーム、候補者管理、評価コメント、社内権限まで、採用運用で使える形に落とし込みます。

著者
守高 成悟
守高 成悟

代表取締役 CEO

千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。

運営会社
株式会社ビットライト
株式会社ビットライト

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