Notionシステム研究所 > Notion年間スケジュールの作り方|四半期計画・案件・定例業務をつなぐ
2026年6月5日
•約9分で読めます
Notionで年間スケジュールを作る方法を、年次計画DB、四半期、月次、案件、定例業務、目標レビュー、カレンダーとタイムラインの使い分けまで解説します。
Notionで年間スケジュールを作りたいです。1年分のカレンダーを作ればよいですか。
年間予定を眺めるだけならそれでもよい。ただし、実務で必要なのは年間カレンダーではなく、四半期、月次、案件、定例業務、目標レビューがつながった年次計画DBじゃ。
Notionで年間スケジュールを作るとき、多くの人はまずカレンダーを作ります。
1月から12月までの予定を並べる。イベントや締切を入れる。四半期ごとの施策を書く。テンプレートを使えば、見た目の整った年間計画はすぐに作れます。
ただし、実務で問題になるのは、年間カレンダーの見た目ではありません。
問題になるのは、年間計画が更新されないことです。
Notion年間スケジュールは、1年分のカレンダー表ではなく、年次計画、四半期、月次、案件、定例業務、レビュー会議をつなぎ、計画と実績のずれを見直す業務DBとして作る のが実務向けです。
この記事では、年間カレンダーだけでは足りない理由、年次計画DBの設計、四半期・月次DBとの関係、案件・定例業務の紐づけ、カレンダーとタイムラインの使い分け、月次レビュー、更新されない年間計画を防ぐ方法を整理します。
年間スケジュールを作るとき、カレンダーは便利です。
ただし、カレンダーだけでは、計画の実行管理には足りません。
| カレンダーで見えるもの | カレンダーだけでは見えにくいもの |
|---|---|
| いつ何があるか | なぜその予定があるか |
| 月ごとの予定量 | どの目標に紐づくか |
| イベントや締切 | 担当者、完了条件、進捗 |
| 季節要因 | 計画変更の理由 |
| 定例予定 | 実施したか、改善したか |
Notion公式のテンプレートカテゴリにも、計画や目標、年間計画に関するテンプレートが用意されています。
テンプレートは、最初の形を作るには有効です。
ただし、実務ではテンプレートをそのまま使うだけでは不十分です。
年次計画、四半期、月次、案件、定例業務、レビュー会議をつなぐ必要があります。
年間スケジュールの中心には、年次計画DBを置きます。
年次計画DBは、1年分の大きな計画を管理するDBです。
| プロパティ | 型 | 用途 |
|---|---|---|
| 計画名 | タイトル | 例:2026年営業計画、採用計画、マーケ計画 |
| 年度 | セレクト、数値 | 対象年度 |
| 責任者 | ユーザー | 最終責任者 |
| 目的 | テキスト | 何のための計画か |
| 関連目標 | リレーション | 目標DB、OKRと接続 |
| 関連四半期 | リレーション | 四半期DBと接続 |
| 関連案件 | リレーション | プロジェクトDBと接続 |
| 状態 | ステータス | 計画中、実行中、見直し、完了 |
| 年次レビュー日 | 日付 | 年末や期末の確認日 |
年次計画DBは、細かい予定を全部入れる場所ではありません。
年間で何を達成するか、どの四半期に何を進めるか、どの案件や定例業務に影響するかを見る場所です。
年間計画を実行するには、四半期と月次に分けます。
1年分の計画をそのまま見ると大きすぎます。
四半期で方向を決め、月次で実行と見直しをします。
| DB | 役割 |
|---|---|
| 年次計画DB | 1年の方針、重要目標、主要イベント |
| 四半期DB | Q1、Q2、Q3、Q4の重点施策 |
| 月次DB | 月ごとの案件、定例、レビュー、締切 |
| タスクDB | 実際に動かす作業 |
四半期DBには、次の項目を持たせます。
| プロパティ | 用途 |
|---|---|
| 四半期 | Q1、Q2、Q3、Q4 |
| 重点テーマ | 今期何に集中するか |
| 関連年次計画 | 年次計画DBとのリレーション |
| 関連案件 | プロジェクトDBとのリレーション |
| レビュー日 | 四半期レビューの日 |
| 状態 | 計画中、実行中、見直し、完了 |
月次DBには、月ごとの実行計画を持たせます。
| プロパティ | 用途 |
|---|---|
| 月 | 2026年6月など |
| 関連四半期 | 四半期DBとのリレーション |
| 主要案件 | プロジェクトDBとのリレーション |
| 定例業務 | 定例タスクDBとのリレーション |
| 月次レビュー日 | 振り返る日 |
| 見直しメモ | 計画変更の理由 |
年次、四半期、月次を分けると、計画が現実に合わせて更新しやすくなります。
年間スケジュールには、案件と定例業務を紐づけます。
案件は、期間があるプロジェクトです。
定例業務は、毎週、毎月、毎年繰り返す作業です。
| 種類 | 例 | 管理するDB |
|---|---|---|
| 案件 | サイト改修、採用施策、展示会準備 | プロジェクトDB |
| 定例業務 | 月次レポート、請求確認、週次会議 | 定例タスクDB |
| イベント | 展示会、採用説明会、公開日 | スケジュールDB、プロジェクトDB |
| レビュー | 月次レビュー、四半期レビュー | 会議DB、月次DB |
年間スケジュールに案件を直接書くだけだと、担当者や進捗が見えません。
案件はプロジェクトDBで管理し、年次計画や四半期DBとリレーションします。
定例業務は、年間カレンダーに置くだけではなく、実施状況を確認できるようにします。
| 定例業務に必要な項目 | 理由 |
|---|---|
| 担当者 | 誰が実施するか |
| 頻度 | 毎週、毎月、四半期など |
| 期限 | いつまでに終えるか |
| 完了条件 | 何をもって完了か |
| 関連月次 | どの月の計画か |
定例業務をDB化すると、予定だけでなく実施状況も見えます。
年間スケジュールでは、カレンダーとタイムラインを使い分けます。
| ビュー | 向いているもの |
|---|---|
| 年間カレンダー | イベント、締切、定例日 |
| 月間カレンダー | 今月の会議、公開、締切 |
| タイムライン | 案件期間、四半期施策、重なり |
| テーブル | 担当者、状態、関連目標の確認 |
| ダッシュボード | 今月や今週の確認画面 |
Notionカレンダーを使えば、Notion DBの日付付き項目をカレンダー上に表示できます。
ただし、年間計画の本体はカレンダーではありません。
カレンダーは日付を見る画面です。
タイムラインは期間を見る画面です。
テーブルは状態と責任者を見る画面です。
年間スケジュールを更新される計画にするには、月次レビューが必要です。
月次レビューでは、次の順番で見ます。
| 順番 | 見るもの | 決めること |
|---|---|---|
| 1 | 今月の主要案件 | 予定どおり進んでいるか |
| 2 | 未完了タスク | 翌月へ持ち越すか、止めるか |
| 3 | 定例業務 | 実施漏れがないか |
| 4 | 四半期目標 | 達成に近づいているか |
| 5 | 来月の予定 | 優先順位を変えるか |
| 6 | 年次計画との差分 | 計画を見直すか |
レビューで大事なのは、予定を確認することではありません。
計画と実績の差分を見て、来月の予定を変えることです。
| 差分 | 対応 |
|---|---|
| 案件が遅れている | 期限、担当者、スコープを見直す |
| 予定が詰まりすぎている | 来月へ移す、優先順位を下げる |
| 目標に効かない作業が多い | 中止、統合、委任を検討する |
| 定例業務が重い | 頻度や手順を見直す |
| 新しい案件が入った | 四半期計画を更新する |
月次レビューでDBを更新しない年間計画は、すぐに古くなります。
年間計画が更新されない理由は、ほとんどが運用設計です。
| 更新されない理由 | 対策 |
|---|---|
| 誰が更新するか決まっていない | 年次、四半期、月次の責任者を置く |
| レビュー日がない | 月次レビュー日を日付プロパティで持つ |
| タスクに落ちていない | プロジェクトDB、タスクDBへ接続する |
| 計画変更の理由が残らない | 見直しメモを残す |
| 予定が多すぎる | 重点テーマと関連目標で絞る |
年間計画は、年初に作って終わりではありません。
月次で見直し、四半期で方向を調整し、年末に振り返るものです。
Notionはこのような関係づけが得意です。
ただし、DBとビューを作っただけでは更新されません。
誰が、いつ、何を見て、どのプロパティを更新するかまで決めます。
Notion年間スケジュールは、1年分のカレンダー表ではありません。
年次計画、四半期、月次、案件、定例業務、レビュー会議をつなぐ業務DBです。
年次計画DBには、目的、責任者、関連目標、関連四半期、関連案件、状態、年次レビュー日を持たせます。
四半期DBと月次DBを分けると、1年の計画を現実に合わせて更新しやすくなります。
案件はプロジェクトDB、定例業務は定例タスクDBで管理し、年間計画へリレーションします。
カレンダーは日付を見る画面、タイムラインは期間を見る画面、テーブルは状態と責任者を見る画面です。
月次レビューでは、計画と実績の差分を見て、来月の予定を変えます。
Notion年間スケジュールの目的は、予定を並べることではありません。
年間計画を、四半期、月次、案件、定例業務へ落とし、更新され続ける状態にすることです。
千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。