Notionシステム研究所 > NotionとSharePointを連携する方法|新しい個人接続と旧方式からの移行

NotionとSharePointを連携する方法|新しい個人接続と旧方式からの移行

2026年10月22日

•約8分で読めます

NotionとSharePoint・OneDriveの新しい個人アカウント接続を解説。2026年10月末の旧コネクター終了、管理者承認と各自の接続、検索範囲、参照できないファイルの確認方法をまとめます。

Notion AI
SharePoint
OneDrive
Microsoft 365

SharePointの社内資料をNotionから探したい場合、現在は新しい接続方式を確認して進める必要があります。

Notionは、旧ワークスペース単位のSharePoint・OneDriveコネクターを2026年10月31日で終了すると案内しています。 新方式では、管理者がアプリを承認していても、利用者ごとにMicrosoftアカウントの接続が必要です。この記事は2026年10月22日に確認した公式情報に基づきます。Notion公式:旧コネクターの終了案内

これから導入する人も、以前から使っている人も、管理者が接続済みという理由だけで準備完了にしないことがポイントです。

新方式では、利用者本人のMicrosoftアカウントで読む

新しい接続では、Notion Agentが必要に応じてMicrosoft側のファイルを取得します。接続したMicrosoftアカウントでアクセスできるファイルが対象です。旧方式のようにNotionのワークスペース全体で取り込みが終わるのを待つ仕組みとは異なります。Notion公式:SharePoint・OneDriveの新しい接続

確認する点 旧方式から移るときの考え方
接続する人 管理者の接続だけでなく、利用者自身の接続を確認する
Microsoft側の承認 アプリ承認と、本人のサインインを別の作業として扱う
検索する範囲 以前の管理者によるサイト選択が、そのまま新方式の制限にはならない
検索できない資料 個人のアクセス権、ファイル形式、検索への反映を調べる

特に、旧方式で特定サイトだけを対象にしていた組織は、その設定が新方式にも引き継がれると思い込まないようにします。接続後の利用者が何を読めるかを、代表的なアカウントで確かめます。

接続前に確認する3つの条件

新方式の公式ガイドでは、Microsoft 365の職場・学校アカウント、SharePoint・OneDriveへのアクセス、NotionのBusinessまたはEnterpriseプランが条件として示されています。組織によっては、Microsoft側とNotion側の両方で管理者の承認が必要です。Notion公式:接続条件

導入担当者は、次の順で確認すると進めやすくなります。

  1. 利用者が普段SharePointを開いているMicrosoftアカウントを確認する。
  2. そのアカウントが読むべき資料を、Microsoft側で実際に開けるか確認する。
  3. Notionで接続の追加が許可されているか確認する。

普段使う会社のアカウントと、別会社のゲストとして使うアカウントがある人は、ブラウザーで最後に使ったアカウントをそのまま選ばないようにします。資料が見つからない原因が、接続先の違いであることもあります。

利用者が行う接続手順

Notionの設定で、Connections → Browse からSharePointを探し、Connect を選びます。Microsoftのサインイン画面で利用するアカウントを確認し、表示される権限を確認して接続を完了します。表示名は言語や提供状況によって異なる場合があります。

管理者承認が求められた場合は、その申請がMicrosoft側のものか、Notion側のものかを確認してください。承認が終わった後も、利用者自身が接続を完了する作業は残ります。Notion公式:設定から接続する手順

接続確認には、まず1つのファイルURLを指定します。

次のSharePointファイルを読み、文書名、対象業務、文書内に記載された適用日を示してください。見つからない項目は未確認としてください。今回は読み取りだけ行ってください。

対象:ここに確認用ファイルのURLを入れる

回答に出た文書と、Microsoft側で開いた文書が同じかを確かめます。検索から始めるより、直接URLを指定した方が、認証の問題と検索結果の問題を分けやすくなります。

旧方式からの移行は、部署別に確認する

以下は、50人程度の組織を想定した移行の進め方です。製品に備わる移行管理機能を示したものではありません。

担当 作業 完了の確認
導入担当 旧接続の利用部署と用途を洗い出す 何の資料を誰が探していたかが分かる
Microsoft管理者 必要なアプリ承認を確認する 利用者が認可を進められる
Notion管理者 接続の利用許可を確認する 対象者が接続画面へ進める
各利用者 自分のMicrosoftアカウントを接続する 本人の資料を1件読める
部署の確認者 共有資料と制限資料で結果を確認する 意図した範囲で利用できる

移行台帳には、利用者、接続した組織、接続完了日、確認に使った資料、未解決の問題を残します。管理者承認済みと本人接続済みを同じチェック欄にしないことで、案内漏れを見つけやすくなります。

読める資料と読めない資料を、両方試す

動作確認では、全社向け資料だけでなく、利用者ごとに閲覧範囲が違う資料も使います。以下は、テスト用の文書とアカウントを使う確認例です。

確認用の資料 営業担当 総務担当 見るポイント
全社向け手順書 読める想定 読める想定 両者で同じ原本へ戻れるか
営業部内の検討メモ 読める想定 権限に応じて不可 部署の共有設定と一致するか
総務限定の検証用文書 権限に応じて不可 読める想定 接続した本人の権限が反映されるか

ここでの「読めない想定」は、Microsoft側でもアクセスできない設定が前提です。AIへの依頼文だけで範囲を制限しようとせず、元の共有権限を確認します。

取得できた内容をNotionの共有ページへ保存する場合は、そのページを誰が読めるかも別に確認します。原本の閲覧制限が、コピーした文章へ自動的に引き継がれるわけではありません。

ファイルURLなら読めるのに、検索では出てこない場合

新方式でも、作成直後のファイルが必ず検索結果へ出るとは限りません。Microsoft側の検索への反映が影響するためです。Notion側で読めるかは、直接URLを渡して切り分けます。Notion公式:検索結果の鮮度と直接リンク

状態 次に確認すること
Microsoftでも開けない 元ファイルの権限、リンク、削除・移動
Microsoftでは開けるがNotionでは読めない 接続アカウント、対応形式、サイズ
URL指定では読めるが検索では出ない 検索語、Microsoft側の検索反映
別の利用者だけ読めない その人の接続完了と共有権限
ファイルではなくサイトのページを読ませたい 接続が扱う対象に含まれるか

公式の制約には、SharePointのサイトページやListsなど、通常の文書ファイルとは扱いが異なる対象も挙げられています。ライブラリ内の文書を読めたからといって、サイト全体のすべての情報を取得できるとは判断しないでください。

最初の用途は、読み取りと資料の比較に絞る

導入直後は、特定資料の要点確認や、2つの版の違いを調べる用途から始めると、接続の効果を確かめやすくなります。

次の2つの手順書を比較し、申請先、必要な添付資料、適用日の違いを表にしてください。差がある箇所にはそれぞれの出典を付け、どちらを正式版として使うかは判断せず、確認が必要な点を示してください。

ファイル更新やCustom Agentへの接続は、読み取りとは分けて導入を判断します。2026年10月22日確認時点で、公式ガイドにはCustom Agent接続に「Coming soon」の表記があり、更新操作についても対象別の案内が混在しています。利用中の環境で提供されている操作を確認してから設計してください。

まずは利用者が自分のアカウントで接続し、必要な資料を読めるところまで確認する。旧方式を使っている組織は、10月末の期限までにこの確認を部署ごとに終えることが、新しい連携へ移るための具体的な作業になります。

無料PDF・全16ページ

Notion AI 業務連携ホワイトペーパー

Notion AIの業務連携を、図解で具体的に。

業務連携の構成例から、freee・kintoneとの役割分担、費用・権限のチェックリスト、小さな試行の進め方まで全16ページにまとめました。

無料PDF資料。Notion AIが、ツールをつないで仕事を進める。業務連携の構成例と費用・権限のチェックリスト。無料で資料を受け取る。
著者・運営会社
著者
守高 成悟
守高 成悟

代表取締役 CEO

千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。

運営会社
株式会社ビットライト
株式会社ビットライト

顧客が本当に必要だった価値を、実装する。

現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援しています。

コーポレートサイトを見る