WordPress高速化研究所 > WordPress画像圧縮とWebP最適化|LCPを悪化させない実務手順
2026年7月6日
•約21分で読めます
WordPressの画像圧縮をプラグイン比較だけで終わらせず、重い画像の棚卸し、LCP画像の特定、リサイズ、WebP/AVIF、Lazy Load除外、CTA画像確認、既存画像の一括最適化、今後重くしない運用ルールまで整理します。
WordPressの画像が重いので、画像圧縮プラグインを入れれば解決しますか?
圧縮プラグインは使えるのじゃ。ただし、先に見るべきは「どの画像が、どのページで、どの指標を悪くしているか」じゃ。LCP画像やCTA画像を見ずに一括圧縮すると、速くなったように見えてCV導線の画質や表示順を壊すことがあるのじゃ。
WordPressの画像圧縮は、プラグイン名を選ぶ作業ではありません。
実務では、重い画像の棚卸し、ファーストビューのLCP画像の特定、表示サイズに合わせたリサイズ、WebP/AVIF配信、Lazy Loadの除外、CTA画像の見え方、既存画像のバックアップ、今後のアップロードルールまでを一つの流れとして扱います。
GoogleのLargest Contentful Paintでは、ビューポート内で最大の画像やテキストブロックなどが表示されるまでの時間が重要な指標になります。WordPressでも、メインビジュアルやアイキャッチ画像がLCP対象になりやすいため、画像の扱いはCore Web Vitalsの改善に直結します。
WordPress Coreでも画像パフォーマンスは継続的に改善されており、WordPress 6.3の画像パフォーマンス強化では、LCP画像候補へのfetchpriority="high"付与や、Lazy Load制御の改善が説明されています。
WordPress画像圧縮で最初に決めるべきなのは、使うプラグインではなく、LCP画像、CTA画像、記事中画像、生成サイズのどこから直すかです。

この記事では、WordPressの画像圧縮とWebP最適化を、表示速度と保守運用の両方から整理します。
画像が重いと、ページ全体が少し遅くなるだけですか?
少しでは済まないことがあるのじゃ。ファーストビュー画像が重いとLCPが悪くなり、記事中画像が多いと転送量が増え、CTA画像が遅いと押してほしい場所が見える前に離脱されるのじゃ。
WordPressの画像が重いと、最初に悪化しやすいのはLCPです。
トップページのメインビジュアル、サービスページのファーストビュー、記事のアイキャッチ、LPのCTA直前画像などが大きすぎると、ユーザーが「ページの主な内容が表示された」と感じるまでの時間が延びます。
| 画像の状態 | 起きる問題 | 影響しやすい場所 |
|---|---|---|
| 4000px以上の写真をそのまま使う | 転送量が増える | トップ、記事、LP |
| ファーストビュー画像が大きい | LCPが悪化する | メインビジュアル、アイキャッチ |
| 画像サイズ指定がない | レイアウトがずれる | 記事、カード、CTA |
| 下部画像まで初期読み込みする | 初期表示が重くなる | 長い記事、制作事例 |
| CTA画像が粗くなる | クリック前の信頼感が下がる | 問い合わせ導線、資料請求導線 |
WordPressは、メディアライブラリに画像を追加すると複数のサムネイルサイズを生成します。テーマやプラグインが独自サイズを増やしている場合、1枚のアップロードが複数ファイルに増え、圧縮対象も管理対象も増えます。
画像が重い問題は「容量を小さくする話」だけでなく、LCP、CLS、CTAの見え方、メディア運用、生成サイズの管理まで広がります。
まずは「画像圧縮をするか」ではなく、「どのページのどの画像が、表示速度やCVに影響しているか」を確認します。
画像の棚卸しは、メディアライブラリの容量順に見ればいいですか?
容量順だけでは足りないのじゃ。大きい画像でも下部なら影響は限定的なことがある。逆に少し小さくても、ファーストビューの主役ならLCPに効くのじゃ。
画像の棚卸しでは、容量、表示位置、表示サイズ、ページの重要度を分けて見ます。
| 確認項目 | 見る理由 | 使う道具 |
|---|---|---|
| 重要URL | CVやSEOへの影響が大きいページを優先する | GA4、Search Console、広告LP一覧 |
| LCP対象 | 最初の体感速度に直結する | PageSpeed Insights、Lighthouse、DevTools |
| ファイルサイズ | 転送量の大きい画像を見つける | DevTools Network、メディアライブラリ |
| 表示サイズ | 実表示より大きすぎる画像を見つける | DevTools、テーマ設定 |
| 生成サイズ | 不要なサムネイルや巨大サイズを見つける | WordPress設定、テーマ、プラグイン |
LCP画像は、ページごとに違います。トップページではメインビジュアル、記事ではアイキャッチ、サービスページではファーストビューの背景画像や見出し横画像が対象になることがあります。
PageSpeed Insightsで対象URLを測り、診断結果やLighthouseのLCP要素を見ます。さらにChrome DevToolsのPerformanceやNetworkで、どの画像がいつ読み込まれているかを確認します。
画像棚卸しでは、容量が大きい順だけでなく、LCP対象、ファーストビュー、CTA近辺、検索流入がある記事を優先します。
この段階で「全画像を一括で圧縮する」判断を急がないことが重要です。先にLCP画像だけを適切なサイズに直す方が、全体圧縮より効果が分かりやすいことがあります。
画像圧縮、リサイズ、WebP変換は、全部同じような作業ですか?
別物じゃ。圧縮は中身を軽くする、リサイズは寸法を小さくする、WebP変換は形式を変える作業じゃ。どれか一つだけで済むとは限らんのじゃ。
画像最適化では、圧縮、リサイズ、形式変換を分けて考えます。
| 施策 | 何を変えるか | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 圧縮 | 画質やメタデータを調整して容量を下げる | JPEG/PNGが重い | 画質劣化を確認する |
| リサイズ | 横幅・高さを表示サイズに近づける | 4000px画像を1200px表示している | 元画像のバックアップが必要 |
| WebP変換 | JPEG/PNGをWebPとして配信する | 対応ブラウザに軽い画像を出したい | 配信ルールとキャッシュ確認が必要 |
| AVIF変換 | WebPよりさらに軽い形式を狙う | 写真が多く、対応環境が整う | 生成時間、互換性、画質確認が必要 |
| 生成サイズ整理 | WordPressのサムネイルサイズを見直す | 不要なサイズが多い | テーマや過去記事への影響を確認する |
よくある失敗は、巨大画像をリサイズせずに圧縮だけで済ませることです。たとえば、表示幅が900pxなのに横幅4000pxの画像を使っている場合、圧縮しても無駄なピクセルを配っている状態は残ります。
逆に、リサイズだけで画質や形式を見ないのも不十分です。写真が多いサイトでは、適切に圧縮したJPEGやWebPの方が軽くなることがあります。
WordPress画像最適化は、圧縮率を強くする作業ではなく、表示サイズ、画像形式、生成サイズ、配信条件をそろえる作業です。
まずはLCP画像を「実表示サイズに近い寸法」「許容できる画質」「WebP/AVIFの配信可否」「Lazy Load除外」の観点で見直します。
結局、どの画像圧縮プラグインが一番いいですか?
一番を決める前に、サイトの条件を見るのじゃ。既存画像の量、サーバー権限、WebP配信方法、バックアップ、CDN、CTA画像の画質確認で選び方は変わるのじゃ。
画像圧縮プラグインは、機能一覧だけで選ばない方が安全です。
選定時には、次の観点を確認します。
| 観点 | 確認すること |
|---|---|
| 既存画像の一括処理 | 途中停止、再開、失敗ログ、対象除外ができるか |
| 新規アップロード時 | 自動圧縮、最大サイズ制限、生成サイズごとの処理ができるか |
| WebP/AVIF配信 | .htaccess、Nginx、pictureタグ、CDN配信のどれで出すか |
| バックアップ | 元画像を残せるか、復元できるか |
| 画質調整 | LCP画像やCTA画像だけ圧縮を弱められるか |
| サーバー条件 | exec、GD、Imagick、外部API利用の条件に合うか |
| 個人情報・権利 | 外部APIに画像を送ってよい素材か |
| 他プラグインとの重複 | キャッシュ、CDN、Lazy Load、WebP変換が競合しないか |
WordPress公式のOptimizationでも、ページを速く届けるための圧縮や、画像を含むメディアファイルの圧縮が重要な観点として整理されています。
ただし、画像圧縮、Lazy Load、WebP変換、CDNを複数プラグインで重ねると、どの設定が効いているのか分からなくなります。既にキャッシュプラグインやCDN側で画像変換をしている場合は、二重変換になっていないかを確認します。
画像圧縮プラグインは「人気順」ではなく、既存画像の量、復元性、WebP配信方法、CTA画像の画質確認まで含めて選びます。
プラグイン導入前に、対象URL、対象画像、バックアップ方法、除外画像、確認ページを決めておくと、失敗時に戻しやすくなります。
EWWW、TinyPNG、Converter for Mediaは、比較表で順位をつければよいですか?
順位づけより、役割分担で見るのじゃ。ローカル処理を重視するのか、外部APIの圧縮品質を使うのか、WebP/AVIF配信を中心にするのかで選ぶのじゃ。
EWWW、TinyPNG、Converter for Mediaは、どれが絶対に上というより、サイトの制約で使い分けます。
| プラグイン | 見るべき用途 | 注意点 |
|---|---|---|
| EWWW Image Optimizer | 既存画像の一括最適化、ローカル処理、リサイズ、WebP配信、Lazy Load周りも含めて見たい場合 | サーバー環境や設定項目を確認する |
| TinyPNG | 外部APIでJPEG/PNG/WebP/AVIFの圧縮や変換を扱いたい場合 | 無料枠、生成サイズごとの消費、外部送信可否を見る |
| Converter for Media | 既存画像をWebP/AVIFとして配信することを中心にしたい場合 | Nginxやサーバー設定、元画像の扱い、配信確認を見る |
EWWWは、WordPress.orgの説明でも、ローカル画像最適化、WebP変換、リサイズ、Lazy Load、バックアップなどが機能として整理されています。TinyPNGは、アップロード時の自動圧縮、WebP/AVIF変換、バルク最適化、月間無料枠などを確認して使います。Converter for Mediaは、元画像を残しながらWebP/AVIFを別ディレクトリに生成し、対応ブラウザへ配信する考え方が特徴です。
ここで大事なのは、同時に複数の画像最適化プラグインを有効化しないことです。圧縮、WebP配信、Lazy Load、CDN、キャッシュが重なると、画像URL、srcset、キャッシュ削除、画質、表示崩れの原因が追いにくくなります。
EWWW、TinyPNG、Converter for Mediaはランキングではなく、圧縮、リサイズ、WebP/AVIF配信、バックアップ、サーバー条件のどこを任せるかで選びます。
既にCloudflare、画像CDN、ホスティング側のWebP変換を使っている場合は、プラグイン側で同じことを重ねないようにします。
既存画像は、一括最適化ボタンを押せば終わりですか?
そのボタンは便利じゃが、いきなり本番全体に押すのは荒いのじゃ。バックアップ、テスト対象、除外画像、キャッシュ削除、表示確認まで決めてから進めるのじゃ。
既存画像の一括最適化は、影響範囲が広い作業です。
安全に進めるなら、次の順番にします。
| 順番 | 作業 | 確認すること |
|---|---|---|
| 1 | バックアップを取る | uploads、DB、復元手順 |
| 2 | 重要URLを決める | トップ、LP、記事、フォーム、CTA周辺 |
| 3 | LCP画像とCTA画像を除外候補にする | 画質、Lazy Load、表示順 |
| 4 | 小さな範囲でテストする | 代表画像、過去記事、スマホ表示 |
| 5 | 圧縮・リサイズ設定を決める | 最大幅、画質、生成サイズ |
| 6 | 一括処理を分割実行する | タイムアウト、失敗ログ、再開可否 |
| 7 | キャッシュとCDNを削除する | 旧画像が残らないか |
| 8 | 変更前後を比較する | PageSpeed Insights、実機、フォーム、CTA |
特に、長年運用しているWordPressでは、メディアライブラリに未使用画像、古いアイキャッチ、サイズ違い、プラグインが生成した画像が混在しています。まず全量を触るより、重要URLに出ている画像から最適化します。
画像圧縮後は、ブラウザキャッシュ、ページキャッシュ、CDNキャッシュの影響で、変更が見えにくいことがあります。WebP配信を追加した場合は、Networkタブで実際にWebP/AVIFが返っているか、JPEG/PNGのままになっていないかを確認します。
既存画像の一括最適化は、ボタン操作ではなく、バックアップ、対象分割、除外、キャッシュ削除、表示確認を含む保守作業です。
「何枚処理したか」よりも、「重要ページのLCP、CTA、画質、表示崩れがどう変わったか」を完了条件にします。
画像は全部できるだけ軽くした方がよいですよね?
軽ければよいわけではないのじゃ。ファーストビュー画像とCTA画像は、速さと見え方の両方が必要じゃ。粗くて不安に見える画像では、クリック前の信頼を落とすのじゃ。
ファーストビュー画像とCTA画像は、通常の本文画像より慎重に扱います。
ファーストビュー画像はLCP対象になりやすく、読み込みが遅いとページ全体の体感速度が悪くなります。一方で、圧縮しすぎると、会社の第一印象やサービスの信頼感を落とします。
CTA画像も同じです。資料請求、問い合わせ、無料診断、セミナー申込などの直前にある画像が粗い、遅い、崩れる、差し替わらない状態だと、フォーム到達率やクリック率に影響します。
| 画像 | 注意すること | 確認方法 |
|---|---|---|
| メインビジュアル | LCP対象か、Lazy Loadされていないか | PageSpeed Insights、DevTools |
| アイキャッチ | 記事一覧と記事詳細で適切なサイズか | srcset、生成サイズ |
| CTA画像 | 圧縮後に文字や図が読めるか | スマホ実機、Retina表示 |
| 背景画像 | CSS背景でもLCP候補になるか | DevTools、Lighthouse |
| バナー | WebP配信後にキャッシュが残らないか | Network、CDN purge |
WordPress 6.3以降では、CoreがLCP画像候補にfetchpriority="high"を付ける改善や、Lazy Loadの扱い改善を進めています。ただし、テーマやプラグインが独自に画像を出している場合、期待通りにならないことがあります。
wp_get_loading_optimization_attributes()は、画像やiframeに対してloading、fetchpriority、decodingなどの属性を返すWordPress Coreの関数です。LCP候補画像にloading="lazy"とfetchpriority="high"を同時に付けるような状態は避けるべきです。
ファーストビュー画像とCTA画像は、単に軽くするのではなく、LCP、Lazy Load除外、画質、クリック前の信頼感をセットで確認します。
速度改善後は、スマホでファーストビューからCTAまでスクロールし、画像の表示遅延、にじみ、ボタン周辺の崩れ、フォーム遷移を確認します。
Lazy LoadとCDNを入れれば、画像問題はだいたい片付きますか?
片付くこともあるが、設定を間違えると逆効果じゃ。LCP画像を遅延読み込みしたり、不要な生成サイズをCDNに配ったりすると、速くするつもりで遠回りになるのじゃ。
Lazy Load、CDN、生成サイズは、画像最適化の後半で確認します。
Lazy Loadは、画面外の画像を遅らせて読み込む仕組みです。記事下部の画像、ギャラリー、制作事例一覧などには有効です。一方で、ファーストビューのLCP画像をLazy Loadしてしまうと、表示開始が遅くなることがあります。
| 項目 | 使いどころ | 注意点 |
|---|---|---|
| Lazy Load | 画面外の画像を遅らせる | LCP画像やCTA直前画像を遅らせすぎない |
| CDN | 画像や静的ファイルを近い場所から配る | キャッシュ削除、URL、WebP変換の重複 |
| 生成サイズ整理 | 不要なサムネイル生成を減らす | テーマ、過去記事、一覧表示への影響 |
srcset |
端末幅に合う画像を出す | 生成サイズが多すぎると管理が複雑 |
| 画像プリロード | 重要画像を早く読み込ませる | 多用すると他リソースを圧迫する |
WordPressのOptimizationでは、静的ファイルの配信や画像ファイルの圧縮もパフォーマンス改善の観点として扱われています。ただし、HTTP/2やHTTP/3、CDN、ホスティング環境によって最適解は変わります。
生成サイズも見落としがちです。テーマやプラグインが不要な画像サイズを多く登録していると、アップロード時の処理が重くなり、ストレージも増えます。使っていないサイズを止める場合は、過去記事、一覧ページ、OGP、メール配信、SNSシェア画像への影響を確認します。
Lazy Loadは下部画像には有効ですが、LCP画像や重要CTA画像まで遅らせると、表示速度とCV導線を悪化させることがあります。
CDNを使う場合は、画像圧縮プラグイン、キャッシュプラグイン、CDN側の画像最適化が重複していないかを確認します。
圧縮後の画質は、ざっと見て問題なければ大丈夫ですか?
ざっと見るだけでは危ないのじゃ。写真、図解、文字入りバナー、CTA画像では劣化の出方が違う。戻せる準備をしてから、代表パターンで確認するのじゃ。
画像圧縮では、画質劣化と復元性を必ず確認します。
特に、次の画像は圧縮の影響が出やすいです。
| 画像タイプ | 劣化の出方 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 人物写真 | 肌や背景が荒れる | 主要ページ、Retina表示 |
| 商品写真 | 質感が落ちる | 拡大表示、EC、事例 |
| 図解画像 | 線や文字がにじむ | スマホで文字が読めるか |
| CTAバナー | 信頼感が落ちる | ボタン周辺、フォーム導線 |
| ロゴ | エッジが崩れる | SVG/PNGの使い分け |
バックアップは、WordPressのDBだけでは足りません。画像ファイルはwp-content/uploadsにあるため、DBバックアップとファイルバックアップの両方が必要です。WebP/AVIFを別ディレクトリに生成する方式では、元画像と変換後画像の関係も確認します。
また、EXIFや著作権情報を削除してよいかも確認します。写真素材や商品写真では、メタデータ削除自体は容量削減に効くことがありますが、社内ルールや権利管理との整合が必要な場合があります。
!![marker]画像圧縮前には、DBだけでなくuploadsのファイルバックアップと復元手順を確認し、写真、図解、CTA画像を代表パターンとして見比べます。!!
圧縮後の確認は、PCだけでなくスマホ実機で行います。小さな画面では問題なく見えても、高解像度端末や大きなディスプレイで粗さが目立つことがあります。
一度画像を最適化したら、しばらく放置してもよいですか?
放置するとまた重くなるのじゃ。記事追加、バナー差し替え、制作事例追加のたびに画像は増える。最適化は一回の掃除ではなく、アップロード時の作法にするのじゃ。
WordPressの画像最適化は、一度の一括処理で終わりません。
今後重くしないためには、アップロード前、アップロード時、公開後のルールを決めます。
| タイミング | ルール例 |
|---|---|
| アップロード前 | 横幅の上限、ファイル名、代替テキスト、画像用途を決める |
| アップロード時 | 最大サイズ制限、自動圧縮、WebP/AVIF生成を確認する |
| 公開前 | LCP画像、CTA画像、スマホ表示、フォーム導線を見る |
| 公開後 | PageSpeed Insights、Search Console、主要記事の転送量を見る |
| 月次保守 | 未使用画像、巨大画像、生成サイズ、プラグインログを棚卸しする |
特に社内運用では、「とりあえず高解像度でアップロードする」ルールをやめることが重要です。記事担当、デザイナー、外部ライター、制作会社がそれぞれ違うサイズで画像を入れると、メディアライブラリはすぐに重くなります。
運用ルールは細かすぎると守られません。最初は、次のような最小ルールで十分です。
画像最適化を維持するには、プラグイン設定よりも、アップロード前のサイズルール、CTA画像の確認、月次のLCP棚卸しが重要です。
このルールがあると、新しい記事やLPを追加しても、WordPressが少しずつ重くなる状態を抑えやすくなります。
画像圧縮くらいなら、自分たちで対応してもよいですよね?
もちろん自分たちでできる範囲はあるのじゃ。ただし、LCP画像、WebP配信、Lazy Load除外、CTA、バックアップ、CDN、テーマ改修が絡むなら、保守改善として扱った方がよいのじゃ。
自社で対応しやすいのは、次の範囲です。
| 自社で対応しやすいこと | 専門家に相談した方がよいこと |
|---|---|
| 画像サイズの事前調整 | LCP画像の特定と改善実装 |
| 画像圧縮プラグインの基本設定 | WebP/AVIF配信とキャッシュの競合整理 |
| 記事画像の差し替え | テーマやsrcsetの出力調整 |
| 未使用画像の整理 | CDN、Nginx、.htaccessの配信設定 |
| 簡単なPageSpeed確認 | CTA、フォーム、計測イベントの確認 |
専門家に相談すべき境目は、作業が難しいかどうかではありません。失敗したときに、問い合わせ、資料請求、広告LP、検索流入、管理画面、復元に影響するかどうかです。
たとえば、ファーストビュー画像がLCP対象になっている、CTA画像に文字が入っている、画像CDNやキャッシュプラグインを既に使っている、Nginx環境でWebP配信をしたい、既存画像が数千枚ある、といった場合は、事前設計なしで一括処理しない方が安全です。
WordPress画像圧縮を相談する判断基準は、プラグイン設定の難しさではなく、LCP、CTA、WebP配信、バックアップ、復元に失敗したときの影響範囲です。
Bitlightでは、画像圧縮だけを単発作業として見るのではなく、重い画像の棚卸し、LCP改善、ファーストビューとCTAの確認、WebP/AVIF配信、今後のアップロード運用まで含めて、WordPress高速化と保守改善の一部として整理できます。
千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。