WordPress高速化研究所 > さくらのWordPressが重い時の原因と改善策

さくらのWordPressが重い時の原因と改善策

2026年7月6日

16分で読めます

さくらのレンタルサーバーやさくらインターネット上のWordPressが重い時に、表示速度、PHP、プラン、リソース、キャッシュ、画像、DB、プラグイン、管理画面、移行判断、CV導線まで順番に確認する手順を整理します。

WordPress
さくらのレンタルサーバ
表示速度改善
Core Web Vitals
保守改善
助手
助手

さくらのレンタルサーバーでWordPressを使っています。最近、表示も管理画面も重い気がします。すぐ移行した方がいいですか?

博士
博士

いきなり移行と決めるのは早いのじゃ。さくら側のPHPやプラン、WordPress側の画像、キャッシュ、プラグイン、DBを分けて見れば、改善で済むケースと移行を考えるべきケースが見えてくるのじゃ。

さくらのWordPressが重い時、原因は一つとは限りません。

サーバーのPHP設定が古いこともあれば、WordPress側で画像、プラグイン、テーマ、DB、JavaScript、外部タグが積み重なっていることもあります。管理画面だけ重い場合は、公開ページとは別に、autoload、wp-cron、バックアップ処理、セキュリティプラグインを疑う必要があります。

さくら公式の高速化記事でも、PHP、プラグイン、キャッシュ、画像、JavaScript、PageSpeed Insightsなどが確認ポイントとして整理されています。

さくらのホームページ教室: さくらのレンタルサーバで快適にWordPressを動かす方法

ただし、この記事で大事にしたいのは「高速化方法の羅列」ではありません。診断して、実装し、確認して、保守とCV導線まで見ることです。

さくらのWordPressが重い時は、サーバー移行を急ぐ前に、さくら側の設定とWordPress側の負荷を分けて測ることが先です。

さくらのWordPressが重い時に、計測、さくら側設定、WordPress内部、表示改善、管理画面、移行判断、CV導線確認へ進む流れ

さくらのWordPressが重い時に最初に測る指標

助手
助手

まず何を測れば、さくら側が遅いのかWordPress側が遅いのか分かりますか?

博士
博士

最初から犯人を決めつけないことじゃ。公開ページ、管理画面、重要なCVページを分けて、LCP、INP、CLS、TTFB、体感時間を見るのじゃ。

最初にやることは、トップページだけをPageSpeed Insightsにかけることではありません。

さくら環境で重いと感じる時は、次のURLを分けて測ります。

測る場所 見る理由 主な指標
トップページ メイン画像、テーマ、外部タグの影響が出やすい LCP、CLS、リクエスト数
サービスページ・LP 問い合わせ前の離脱に直結する LCP、INP、外部タグ
記事ページ アイキャッチ、関連記事、広告、埋め込みが増えやすい LCP、CLS、JavaScript
問い合わせフォーム CVに直結する INP、送信動作、キャッシュ除外
管理画面 運用負荷に直結する 保存時間、エラー、PHPログ

PageSpeed Insightsでは、スコアよりもLCP、INP、CLS、TTFBを見ます。LCPが悪ければファーストビュー画像やCSS、TTFBが悪ければPHP、DB、キャッシュ、サーバー応答を疑います。

PageSpeed Insights

WordPress公式の最適化ガイドでも、ホスティング環境、WordPress設定、ソフトウェアバージョン、画像サイズ、プラグイン数などがパフォーマンス要因として整理されています。

WordPress Developer Resources: Optimization

最初に見るべきなのは「さくらが遅いかどうか」ではなく、どのURLのどの指標が詰まっているかです。

計測時には、測定日、URL、端末、主な問題、現在のPHPバージョン、キャッシュ設定、主要プラグイン、CV導線をメモします。この記録がないと、改善後に何が効いたのか判断できません。

さくら側の設定で確認するPHP・プラン・リソース

助手
助手

さくら側で最初に見る設定はPHPですか?

博士
博士

PHPは重要じゃ。古いPHPや実行モード、プランの制約は、WordPress全体の土台に効くのじゃ。ただし、変更前には互換性確認が必要じゃ。

さくら側でまず確認するのは、PHPバージョン、PHPの実行モード、契約プラン、リソース制限、障害・メンテナンス情報です。

さくらのサポート情報では、PHPバージョン変更によりWordPressなどの表示速度改善が見込める場合があること、変更後はサイト表示や投稿などの動作確認が必要なことが説明されています。

さくらのサポート情報: PHPのバージョンを変更したい

確認項目 見ること 注意点
PHPバージョン 古いPHPを使っていないか テーマ・プラグイン互換性を確認する
PHP実行モード モジュールモードを使えるか プランやPHPバージョンで条件が変わる
プラン CPU、メモリ、同時アクセスに余裕があるか 繁忙時間だけ重いなら要確認
DB MySQL/MariaDBの応答やサイズ WordPress側のDB肥大化も見る
障害情報 一時的な障害やメンテナンス 長期の重さとは分けて判断する

PHPを上げれば必ず速くなる、とは言い切れません。古いテーマやプラグインが新しいPHPに対応していない場合、画面が崩れたり、管理画面でエラーが出たりすることがあります。

そのため、変更前にはバックアップを取り、できればステージング環境で確認します。PHP変更後は、トップページ、記事、フォーム、管理画面、投稿保存、プラグイン設定画面を確認します。

さくら側の設定では、PHPバージョンと実行モードを確認しつつ、変更後に表示・投稿・フォームが動くかまで見る必要があります。

サーバー側の確認でTTFBが大きく改善するなら、さくら側設定がボトルネックだった可能性があります。逆に、TTFBは悪くないのにLCPやINPが悪い場合は、WordPress側の画像、JavaScript、テーマ、プラグインを見た方が早いです。

WordPress側の原因をプラグイン・テーマ・DBで切り分ける

助手
助手

PHPを見ても重いままなら、次はプラグインを全部消す感じですか?

博士
博士

全部消すのは乱暴じゃ。プラグイン、テーマ、DBを分けて、どれが公開ページや管理画面に負荷をかけているかを見るのじゃ。

さくら側の設定だけで改善しない場合、WordPress側を確認します。

まず見るのは、プラグイン、テーマ、DBです。WordPress公式の最適化ガイドでも、不要なプラグインの無効化・削除や、プラグインがパフォーマンスに影響していないかの確認が重要な観点として扱われています。

領域 よくある原因 確認方法
プラグイン 多機能プラグイン、古いプラグイン、外部通信 停止テスト、Query Monitor、Network
テーマ ページビルダー、過剰なCSS/JS、古いテンプレート テンプレート別の読み込み確認
DB リビジョン、transient、ログ、不要テーブル DBサイズ、autoload、重いクエリ
autoload optionsテーブルの肥大化 autoload容量、不要設定
wp-cron バックアップやスキャンの集中 Cronイベント、実行時間

プラグインは数だけで判断しません。少数でも重いプラグインはありますし、多くても読み込み制御ができていれば影響が小さいこともあります。

特に注意したいのは、フォーム、ページビルダー、バックアップ、セキュリティ、アクセス解析、関連記事、SNS連携、EC、予約、会員機能です。これらは便利ですが、管理画面や公開ページで重い処理を走らせることがあります。

WordPress側の診断では、プラグイン数だけでなく、どのページで何を読み込み、保存時や表示時にどんな処理をしているかを見ます。

DB最適化は慎重に扱います。リビジョン削除やtransient削除は効果がある場合もありますが、削除系の作業は戻しにくいです。バックアップ、検証、復元手順を先に用意します。

キャッシュ・画像・JavaScriptで表示速度を改善する

助手
助手

原因が見えたら、キャッシュと画像をまとめて直せばいいですか?

博士
博士

まとめて直すと、何が効いたのか分からなくなるのじゃ。画像、キャッシュ、JavaScriptを一つずつ変えて、同じURLで確認するのじゃ。

公開ページの表示速度を改善する時は、画像、キャッシュ、JavaScriptを分けて進めます。

改善対象 具体例 確認すること
画像 LCP画像のリサイズ、WebP/AVIF、遅延読み込み ファーストビュー、画質、CLS
ページキャッシュ HTMLを静的に返す フォーム、ログイン、会員ページの除外
ブラウザキャッシュ 画像・CSS・JSを端末側に保存 更新反映、Cache-Control
JavaScript 不要JS削除、defer/async、ページ別読み込み メニュー、フォーム、計測タグ
CSS 未使用CSS削減、必要ページだけ読み込み スマホ表示、レイアウト崩れ
外部タグ 広告、ヒートマップ、チャット、SNS埋め込み INP、Long Task、CV計測

さくら公式の記事でも、キャッシュ、適切ではないサイズの画像、JavaScript、PageSpeed Insightsが高速化の確認ポイントとして扱われています。

ただし、キャッシュは強くすればよいものではありません。問い合わせフォーム、会員ページ、予約、EC、ログイン状態が絡むページでは、キャッシュ除外を誤ると古い内容が表示されたり、送信処理が壊れたりします。

画像は全画像を一括圧縮する前に、LCP対象になっているファーストビュー画像を確認します。トップページのメインビジュアルや記事のアイキャッチが大きすぎる場合、そこを直すだけで体感が変わることがあります。

表示速度改善では、キャッシュを強める前に、LCP画像、不要JavaScript、フォーム除外、外部タグの影響を個別に確認します。

JavaScriptの遅延読み込みや結合は、スマホメニュー、スライダー、フォームバリデーション、reCAPTCHA、GTM、GA4イベントを壊すことがあります。速度改善後は、見た目だけでなく、CVに近い動作を必ず確認します。

管理画面だけ重い場合の確認ポイント

助手
助手

公開ページはそこまで遅くないのに、管理画面だけ重い時があります。

博士
博士

それは表のページではなく、裏側の処理を見るべきじゃ。投稿保存、メディア、DB、Cron、外部API、管理画面で動くプラグインを確認するのじゃ。

管理画面だけ重い場合、画像圧縮やページキャッシュでは改善しないことが多いです。

管理画面の重さは、投稿保存、メディア一覧、固定ページ編集、プラグイン設定、ダッシュボード、外部API通信で出ます。

症状 疑う原因 確認すること
投稿保存が遅い リビジョン、メタデータ、保存時フック 保存時間、PHPログ、Query Monitor
メディア一覧が遅い 画像数、サムネイル生成、ストレージ メディア件数、エラー、生成処理
ダッシュボードが重い 通知、外部API、ウィジェット 不要ウィジェット、外部通信
定期的に固まる wp-cron、バックアップ、セキュリティスキャン Cronイベント、実行時間
プラグイン画面が重い 更新確認、ライセンス認証、外部通信 Network、エラーログ
全体的に遅い PHP、DB、メモリ、autoload PHP設定、DBサイズ、autoload容量

管理画面は、ログインユーザー向けの動的処理が多いため、公開ページ向けのページキャッシュが効きにくい領域です。そのため、サーバー応答、DB、PHP、プラグイン処理を見ます。

バックアップやセキュリティスキャンが営業時間中に走っていると、投稿保存や画像アップロードのタイミングで重さが出ることがあります。wp-cronをサーバーcronに移す、実行時間をずらす、バックアップ保存先を見直す、といった保守改善が必要になる場合があります。

管理画面だけ重い場合は、公開ページの高速化ではなく、DB、autoload、wp-cron、PHP、管理画面プラグイン処理を確認します。

管理画面の遅さは、編集者が更新を避ける原因になります。SEO記事やお知らせを増やしたいサイトほど、公開ページだけでなく、編集作業の速度も保守対象に含めるべきです。

さくらで改善するか他サーバーへ移行するかの判断基準

助手
助手

どこまで直したら、さくらのまま改善するか、他サーバーへ移行するか判断できますか?

博士
博士

感覚で決めるのではなく、TTFB、管理画面、リソース、PHP、DB、CV影響を見て決めるのじゃ。移行は魔法ではないが、限界が見えているなら早めに設計すべきじゃ。

さくらのまま改善するか、他サーバーへ移行するかは、計測結果と運用条件で判断します。

改善で済むケースは、WordPress側の負荷が主因になっている場合です。たとえば、画像が大きい、キャッシュが効いていない、不要プラグインが多い、外部タグが多い、DBが肥大化している、PHPが古い、といった状態です。

一方で、次の状態が続くなら、移行やプラン見直しを検討します。

状態 判断
TTFBが継続的に遅い サーバー応答やPHP/DB処理を重点確認する
管理画面も公開ページも重い リソース不足やDB負荷を疑う
繁忙時間だけ極端に重い 同時アクセスや共有リソース制限を見る
PHPやDBの制約が大きい プランや移行先の要件を比較する
EC、予約、会員機能が増えた キャッシュしにくい動的処理が増えている
保守担当がいない 管理しやすい環境や保守体制を優先する

移行で解決するのは、主にサーバー応答、リソース、PHP/DB環境、CDNやキャッシュ構成の自由度です。重い画像、不要プラグイン、外部タグ、フォーム不具合、計測タグの乱立は、移行しても残ります。

サーバー移行は、WordPress側の負荷を整理したうえで、TTFB、管理画面、リソース制約、動的機能の増加を見て判断します。

移行する場合は、DNS、SSL、メール、バックアップ、DB移行、メディア、フォーム、GA4/GTM、Search Console、広告CV、リダイレクト、切り戻し手順まで確認します。速度だけでなく、問い合わせを止めないことが移行の条件です。

改善後に問い合わせ・CV導線まで確認する

助手
助手

PageSpeedの数字が良くなったら、完了でいいですか?

博士
博士

そこで止まると危ないのじゃ。速くなった代わりにフォーム、CTA、電話リンク、計測タグが壊れていたら、商売上は失敗じゃ。

改善後は、速度の数字だけでなく、問い合わせやCV導線を確認します。

確認対象 確認内容
問い合わせフォーム 入力、確認、送信、完了画面、通知メール
CTAボタン クリック、遷移先、スマホでのタップ範囲
電話・メールリンク スマホで発信・起動できるか
GA4イベント form_submit、click、generate_leadなど
GTM タグ発火、トリガー、同意管理
広告CV CVタグ、サンクスページ、重複計測
Search Console Core Web Vitals、インデックス、エラー

キャッシュ、JavaScript遅延、CSS結合、CDN設定は、見た目が崩れていなくても、フォームや計測だけを壊すことがあります。特に、reCAPTCHA、確認画面、完了画面、nonce、セッション、GTMイベントは確認が必要です。

改善後の記録には、変更前後のPageSpeed結果だけでなく、どのフォームを送信したか、どのCTAをクリックしたか、どの計測イベントを確認したかまで残します。

さくらのWordPress高速化の完了条件は、速くなったことではなく、速くなったうえで問い合わせ、CTA、電話、計測が正常に動くことです。

広告やSEOで流入があるのにCVが出ないサイトでは、表示速度だけでなく、ファーストビュー、CTA文言、フォーム項目、スマホ導線、計測の整合も一緒に見ます。速度改善は、CV導線確認まで含めて初めて意味があります。

WordPress高速化と保守改善の相談案内

助手
助手

自分たちで対応できる部分と、相談した方がいい部分はどう分ければいいですか?

博士
博士

戻しやすい作業は自分たちでも進めやすいのじゃ。ただし、DB、PHP、キャッシュ除外、テーマ改修、フォーム、計測が絡むなら、失敗時の影響まで考えて相談した方がよいのじゃ。

さくらのWordPressが重い時、自力で進めやすい作業と、専門家に相談した方がよい作業があります。

自力で進めやすい作業 相談した方がよい作業
重要URLの測定 DB最適化やautoload整理
画像のリサイズ PHPバージョン変更の互換性確認
使っていない埋め込みの削減 キャッシュ・CDNの除外設計
PageSpeed結果の記録 テーマや子テーマの修正
スマホ実機での表示確認 JavaScript遅延と計測タグの調整
明らかに不要な下書き整理 サーバー移行、DNS、SSL、メール確認

相談する場合は、「さくらのWordPressが重いです」だけではなく、重いURL、症状、PageSpeed結果、現在のPHP、主要プラグイン、重要なCV、壊せない機能をまとめておくと、診断が早くなります。

Bitlightでは、WordPressの表示速度改善を、単なるプラグイン設定ではなく、保守改善とCV導線確認を含む実装作業として扱います。さくら環境の設定確認、WordPress側の画像・キャッシュ・プラグイン・DB確認、フォームやCTAの動作確認まで、直す順番を整理して進めます。

WordPress高速化の相談では、速度スコアだけでなく、保守しやすさ、問い合わせ導線、計測の正しさまで確認対象にするべきです。

さくらで改善するか、プランを見直すか、他サーバーへ移行するかは、診断なしには判断できません。まずは重要URLを測り、さくら側の設定とWordPress側の負荷を分け、改善後にCV導線まで確認する流れを作るのが現実的です。

WordPress高速化・保守改善支援

WordPressの表示速度・保守改善・CV導線をまとめて見直します

さくら環境の設定確認、WordPress側の実装修正、フォームやCTAの動作確認まで、問い合わせにつながる状態を壊さず改善します。

著者
守高 成悟
守高 成悟

代表取締役 CEO

千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。

運営会社
株式会社ビットライト
株式会社ビットライト

顧客が本当に必要だった価値を、実装する。

現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援しています。

コーポレートサイトを見る
WordPress高速化相談

表示速度が遅い原因を相談できます

既存WordPressの速度低下、画像、キャッシュ、JS/CSS、プラグイン、DB、PHP、サーバーまで、直す順番を整理します。