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WordPressからEmDashへ移行する手順|記事・画像・URLの照合方法

2026年10月22日

•約8分で読めます

WordPressからEmDashへ移す際の棚卸し、WXRとEmDash Exporterの選び方、管理画面での取り込み、画像・公開状態・URLの照合、段階移行と切り戻しを解説します。

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WordPress
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助手
助手

記事をインポートできたら、WordPressを止めてもよいでしょうか。

博士
博士

まだ早い。画像が元サイトを参照していないか、下書きが公開されていないか、古いURLから読めるかまで照合してからじゃ。

WordPressからEmDashへの移行は、棚卸し、データ取り込み、表示・機能の再現、公開先の切り替えを分けて進めます。 記事が管理画面に並ぶことと、今のサイト運用を引き継げることは別です。

この記事は、企業ブログやコーポレートサイトの移行担当者向けです。EmDash自体の特徴はEmDashとWordPressの違いで扱い、ここでは「何を移し、何を照合して完了とするか」に絞ります。2026年10月22日時点の公式手順に基づく解説で、実サイトの移行実績ではありません。

WordPressの棚卸しからEmDashへの取り込み・照合・切り替えまでの流れ

最初に、記事・機能・URLの台帳を作る

移行前に、WordPressのDBと wp-content/uploads をバックアップします。加えて、サイトをどの状態へ戻すか判断できるよう、URLと機能の一覧を残します。公式:WordPressからの移行

台帳 記録する項目 移行後の確認
コンテンツ 投稿タイプ、件数、公開状態、言語 種類・状態ごとに件数が合う
表示 テーマ、ページビルダー、独自ブロック 代表ページが意図した表示になる
拡張機能 プラグイン名と実際の用途 必須機能の代替・再実装が終わる
メディア アイキャッチ、本文画像、PDF 新環境の保存先から取得できる
URL 旧URL、新URL、転送先 変更したURLから適切に転送される
業務 フォーム、検索、会員、通知 関係者が実際の操作を確認できる

最初の検証には、文章だけの記事、画像の多い記事、表や埋め込みを含む記事、カスタムフィールドを使う記事、下書きを選びます。記事数が多くても、構造の違うサンプルを先に確認すれば、同じ不具合を大量に作る前に気づけます。

WXRとEmDash Exporterを選ぶ

EmDashの管理画面では、WordPressのXMLエクスポートであるWXR、またはEmDash Exporterを使った取り込みを選べます。移行元URLを入力するだけの公開REST API調査は、直接インポートする方法ではありません。公式:取り込み元と対応範囲

方法 向いている状況 確認する点
WXR WordPressからXMLを出力できる XMLに含まれるデータが対象。画像本体は別途取得する
EmDash Exporter WordPressへプラグインを追加できる 認証されたデータや対応設定を移せる。バージョンと取り込み項目を確認する

WXRを使う場合は、WordPressの「ツール→エクスポート」で対象を指定してXMLを取得します。「すべてのコンテンツ」を選んでも、テーマやプラグインのプログラムまで移るわけではありません。

Exporterでは、コメント・メニュー・ロゴ・faviconなどの取り込みにバージョン条件があります。公式には1.2.0以降が必要とされる項目があるため、移行元で使う版を記録します。認証キーやアプリケーションパスワードは移行資料へ貼り付けず、終了後の失効も予定に入れます。

管理画面で分析してから取り込む

先にEmDash側のサイトと保存先を準備します。Cloudflare構成ではWorkers・D1・R2を使う配置方法が案内されています。画像をコピーするなら、メディア保存先まで設定してください。公式:Cloudflareへの配置

管理者として /_emdash/admin/import/wordpress、または管理画面のImportへ進みます。

  1. WXRファイル、Exporterの移行キー、またはExporterがあるサイトのURLを指定する。
  2. 検出された投稿タイプと、EmDashのコレクションの対応を確認する。
  3. 必要なフィールドと、既存フィールドの型が一致するか確認する。
  4. 著者をEmDashユーザーまたは表示用の著者情報へ対応させる。
  5. Exporterで対応する追加項目を選び、取り込みを開始する。
  6. 添付がある場合はメディアの処理も行い、取得結果を確認する。

既存フィールドと型が合わない場合は、そのまま押し通さず対応を修正します。表示上の著者名を残すために、全員へログイン権限を与える必要があるとも限りません。編集できる人と、記事へ名前を表示する人を分けて設計します。

件数が合っても、公開状態と独自データを見る

取り込み後は、総件数だけでなく状態ごとに照合します。WordPressの公開済みはEmDashの公開済みへ、下書き以外の一部の状態も下書きへ変換されます。予約日時や非公開の意味がそのまま再現されるとは限りません。公式:状態の変換

予約・承認待ち・非公開を含む記事は、取り込み後に一括公開せず、公開してよいものを確認します。

カスタムフィールドやACFを使う場合も、値があることと表示に使えることは別です。WordPressのIDが残った関連項目や画像参照は、新しいコンテンツやメディアとの対応を確認します。

また、ページビルダー、ショートコード、サーバー側で描画するブロックは、元と同じ見た目にならない場合があります。取り込み後の編集画面だけでなく、公開側のページで確かめます。テーマやプラグインの移植は公式のテーマ移植ガイドとプラグイン移植ガイドを使って別作業として見積もります。

画像は、新しい保存先から読めるか確認する

WXRには画像のURLなどが含まれますが、画像の実体が一式入っているわけではありません。EmDashが取得を終えるまでは、WordPressの画像へアクセスできる状態を保ちます。

確認表は次のように作れます。これは実際の移行データではなく、台帳の例です。

旧記事 画像数 新環境の確認 残作業
/news/example-a/ 3枚 アイキャッチ・本文3枚の参照先を確認 なし
/case/example-b/ 8枚 本文1枚が旧ドメインを参照 取得エラーを調査
/guide/example-c/ PDF1件 添付PDFが開ける ファイル内リンクを確認

画像が画面に見えていても、旧サーバーから取得している可能性があります。開発者ツールやHTMLで参照先を確認し、新しい保存先だけで必要な素材を取得できる状態にします。

途中で失敗した場合も、元サイトを削除してからやり直さないでください。再取り込み時の重複判定は、WordPress IDだけを基準にするわけではありません。slugなどを途中で変えた場合は、二重作成されていないかを確認します。

URLの対応と切り戻しを用意して公開する

サイトを切り替える前に、旧URLと新URLを一行ずつ対応させます。検索から訪れる人はトップページから入るとは限りません。主要記事、導入事例、PDF、資料請求につながるページを優先します。

  1. 旧URLで開いたとき、新URLへ適切に転送されることを確認する。
  2. 新ページのcanonical、タイトル、説明文、サイトマップを確認する。
  3. 未ログインで下書きや管理画面へ入れないことを確認する。
  4. 検証用データでフォーム・保存・通知を確認する。
  5. 更新を止める時間、公開先を戻す条件、対応者を決める。

公開直前にWordPressへ新しい記事が追加されると、検証時の件数とずれます。更新を一時停止するか、差分を移す時間を設けます。切り戻す場合も、切り替え後に受け付けた問い合わせや編集内容をどう扱うかを決めておきます。

よくある質問

WordPressのテーマも自動でEmDashへ変換されますか?

コンテンツの取り込みとは別です。表示はAstroのテーマとして再現する範囲を決め、独自機能やプラグインが出していた内容も確認します。

WXRを保存すれば、元サイトをすぐ消せますか?

画像本体の取得や照合が終わるまで保持します。DB・アップロードファイルのバックアップと、一定期間の切り戻し先も必要です。

まず何本の記事で試せばよいですか?

本数より構造を優先します。通常記事、複雑なブロック、画像、独自項目、下書きなど、サイト固有の違いを一通り含めてください。

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公式情報の確認日:2026年10月22日。実際の移行対象・プラグイン・バージョンに合わせて検証してください。

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著者
守高 成悟
守高 成悟

代表取締役 CEO

千葉県出身。10歳の頃からプログラミングを始め、ゲーム、Webサイト、ロボット、スマホアプリなどを制作。大阪大学基礎工学部情報科学科で情報工学と統計学を学び、大学時代はAIを研究。大学在学中にWeb広告代理店でのインターンや人材系Webサービスの立ち上げを経験し、卒業後はフリーランスエンジニアとしてGISシステム、データ基盤構築、Webシステムの開発に従事。10年以上のWebアプリ開発・データ分析経験を基に、2023年9月に株式会社ビットライトを設立し、現場業務の仕組み化からデータ基盤構築、データ活用支援までを一気通貫で支援。

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